「本書で論じるのは、地政学とエネルギー分野の劇的な変化によって、どのような新しい世界地図が形作られようとしているか、またその地図にどのような世界の行方が示されているかだ」
とうたっているように、エネルギーを基軸とした地政学が書かれています。
最近は地政学に興味があるのですが、昔から変わらない、地理的な条件の中で、現在まで通じるような、国際情勢や政治が繰り広げられている様子がわかるのが面白いところです✨
とても身近で、下世話な例に例えると、
町内会の人間関係を世界化したような感じでしょうか💦
「昔からあのお家は〜だから、〜で、今、こうなってて、だからあのお家とは仲が悪いの」みたいな😅
シェールガスをはじめ、石油、LNG、風力、水力など、各エネルギーの起源から書かれているので、それもあってか563ページという分厚い本となっていますが、冒頭の引用に書かれているように、その地図にどんな世界の行方が書かれているかを知りたく、読み進めることが出来ました\(^o^)/
それにしてもやっぱり、中東は複雑ですね💦
地理、エネルギー、宗教、歴史が絡み合って、私には理解がしにくいです😅
そして、南シナ海🥶
ここも複雑な歴史がありますが、やっちゃった者勝ちみたいになっている、中国の強引さが不気味ですね😱
身近で分かりやすく、エネルギーに大きく左右されるものというと、自動車がありますね🚗
ガソリン、ディーゼル、ハイブリッド、電気、水素など、
各国の思惑なども絡みながら、紆余曲折して、2050年までにガソリン車ゼロになるのでしょうか🚗³₃
この本を読んでみると、エネルギー資源の転換には、相当の労力と時間がかかると思われます。
そうそう、この本の自動車の未来、自動運転になった際の問題点として、
人を轢くか😱壁に当たるか🥶
究極の選択が必要な場面に自動運転の車が遭遇した場合、どっちを選択して、どこに責任が課せられるのかと指摘されています。
まるで、「本来亡くなるはずの5人を救うために、別な1人を犠牲にするのは許されるのか」の「トロッコ問題」ですね。
私ならトロッコを脱線させますけど💦
そういう倫理的な問題もあるのかと、はじめて気が付きました😅
石油もいつかは枯渇するのでは、と思っていましたが、今では、枯渇する心配より、需要が無くなることの方が懸念されているみたいです。
色々な代替エネルギーがあるのが理由です。
エネルギー資源に対する固定観念が崩されます。
エネルギーというフィルターを通して世界を見ると、また違った見え方ができると思います。
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